パーソナルカラーとは、個人個人(Personal)に似合う色(Color)を顔や肌の色を元に診断する手法です。似合う色がわかればより美しく見せたり、健康的にいきいきと見せたりすることが可能になるだけでなく、しっかりとした印象や清潔感のある印象、好感度の高い印象を意図的につくり出すことも可能になります。
応用できる分野は幅広く、イメージを決定づける「色」に対して理論立ったご提案やコンサルティングもできるようになります。
アメリカ大統領ジョン・F・ケネディも
イメージ戦略にパーソナルカラーを用いていた
1961年にアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディは選挙活動の色彩戦術にパーソナルカラーを活用し、自分の支持率を上回る現職副大統領のニクソンに勝利しました。ケネディの好印象の理由の1つは、彼が着ていたスーツの色でした。
演説の時、ケネディは濃い色のものを、ニクソンは薄い色のものを着ていました。当時のアメリカ国内にあったテレビはモノクロであったため、ケネディは濃いグレーで表示され力強く見え、反対にニクソンは薄いグレーで表示され、頼りなく見えたと言われます。
この1件で色の影響力が認知されるようになり、その後の大統領選挙では候補者がパーソナルカラーのプロフェッショナルを雇うことが当たり前となってきました。選挙以外でも、見た目のイメージを大切にする各界の著名人や経済界の方もパーソナルカラーを用いるようになりました。
カラーアナリストの中でもカラードレープを使い、個々に似合う色の提案をする人のことを「パーソナルカラーアナリスト」と言います。診断技術が重要な分野ですので、実技レッスンのあるスクールなどでの技術習得が必須です。
診断ではフォーシーズンに分類されたカラードレープ(布)を使用していきます。ドレープを顔の下に置き、肌映りの違いや肌色とドレープの色の調和などを分析し、診断結果を導いていきます。
診断には個人の主観(好き、嫌い)ではなく、客観的な判断で分析をおこなっていきますので、経験を積んだアナリストに診断してもらうことをおすすめします。
骨格診断とは、身体の「質感」「ラインの特徴」から自分自身の体型を最もキレイに見せてくれるファッションアイテムを導き出すメソッドです。
生まれ持った体質により「筋肉のつき方の特徴」「脂肪のつき方の特徴」「関節の大きさ」の違いを見極め、3つのタイプに診断していきます。
パーソナルカラーアナリストはファッションを中心に個々に似合う色のご提案をしていきます。個人の方向けのコンサルティングや法人向けの企業研修、販売促進・顧客サービスを目的として開催されるイベントなど様々な種類の仕事があります。
また、カラースクールでの講師活動やご自身の知識を活かし書籍の出版など多方面での活躍が可能となります。